こんにちは。自閉症のJ君(特別支援学校 高等部1年)の父です。
J君のカバンには、ヘルプマークか黄色いタグの、どちらかが付いています。
黄色いタグは、ヘルプマークよりずっと前、4歳ごろから付けてきたものです。
この記事では、J君にヘルプマークを付けている理由と、付けてみて思うことを、正直に書きます。
見た目では、障害があると分からない
J君は、見た目では障害があると分かりません。
そして小さい頃から、元気で、走るのが大好きでした。人の多い場所でも、走り出してしまうことがある。ぶつかったり、周りの人に迷惑をかけてしまうかもしれない。
そのとき、何も知らない人から見れば、「しつけのできていない子」に見えるかもしれません。
だから、「この子には配慮が必要です」ということを、ひと目で伝えられるものを付けることにしました。
最初は、ネットで買った黄色いタグ
4歳ごろに付け始めたのは、「障がいを持っています。ご理解とご協力を」と書かれた、黄色いタグです。ネットで買いました。
小さい頃は、服の袖に付けていました。
このタグには、名前・住所・電話番号を書いていました。J君は、言葉で自分の名前や連絡先を伝えることができません。もし迷子になっても、このタグを見てもらえれば連絡がつく。それが、親として何よりの安心でした。
ヘルプマークも付けるように
兵庫県でヘルプマークの交付が始まったのは、2018年1月です。J君も、その後からヘルプマークを付けるようになりました。
今は、黄色いタグとヘルプマークを使い分けています。同時に両方は付けず、その日に持つカバンに、どちらか一つを付けています。
付けることが多いのは、連絡先を書いてある黄色いタグの方です。ただ、その黄色いタグが行方不明の今は、赤いヘルプマークを付けています。
2つを使い分けているのには、理由があります。ヘルプマークは「配慮が必要です」と周りに知らせるもの。でも、名前や連絡先は書かれていません。黄色いタグには連絡先が書いてある。役割が少し違うので、どちらも手放さずに使っています。
- 付けている場所:その日に持っていくカバン
- J君は嫌がらない:付けていることを気にする様子はありません
効果は、正直よく分からない
ヘルプマークを付けていて、「これのおかげで助かった」とはっきり言える出来事は、正直に言うと思い当たりません。
ただ、黄色いタグに連絡先を書いておいたことは、はっきり「安心できた」と言えます。実際に使う場面がなくても、「もしものときに連絡がつく」と思えるだけで、外出のときの気持ちが違いました。
でも、それでいいと思っています。
付けているのは、何かをしてもらうためというより、周りの人に「知っておいてもらう」ため。もしJ君がぶつかってしまったとき、走り出してしまったとき、このマークを見て「そういうことか」と分かってもらえたら——それだけで十分です。
そして、ヘルプマークを知っている人が増えるほど、J君のような子が出かけやすくなる。そう思って、付け続けています。
ヘルプマークのもらい方(尼崎市の場合)
ヘルプマークは、無料でもらえます。尼崎市の場合は、こうなっています。
- 対象:配慮を必要としている人なら、特に条件はありません
- 必要な書類:特になし
- 代理:家族などの代理でも受け取れます
- 窓口:市役所本庁の障害福祉課、南部・北部の保健福祉センター、保健所など
- 受付:平日の午前9時〜午後5時(尼崎市では郵送などでの申請はできません)
兵庫県では、緊急時の連絡先や必要な支援を書いておける「ヘルプカード」も一緒にもらえます。
J君の黄色いタグと同じように、連絡先を持たせておきたい場合は、ヘルプカードも使えます。
神戸市では、市内のダイエーやコープこうべの店舗でも配布が始まっています。お住まいの市町の窓口で確認してみてください。
ヘルプマークを見かけたら
電車で席をゆずる、困っていそうなら声をかける——そんな小さな気づかいが、付けている側にとっては本当にありがたいものです。
J君の場合なら、少し走ってしまっても、温かく見守ってもらえたら。それが一番うれしいです。
ところで、黄色いタグは今……
ここまで書いておいて何ですが、実はその黄色いタグ、数日前から行方不明です。
家のどこかにあるはずなので、今、探しています。
名前や連絡先を書いたタグなので、外で落としていないかも少し気になっています。連絡先を書くタグを使う方は、なくしたときのことも考えて、書く内容や付け方を工夫してみてください。
まとめ
- J君は見た目では障害があると分からない。走るのが好きで、ぶつかってしまうこともある
- 4歳ごろから「障がいを持っています。ご理解とご協力を」の黄色いタグ。名前・住所・電話番号を書いておいたことが、親の安心になった
- 兵庫県でヘルプマークの交付が始まってからは、ヘルプマークと使い分け(同時には付けない)。基本は黄色いタグ、黄色が行方不明の今はヘルプマーク
- 付けているのはその日に持つカバン。J君は嫌がらない
- 効果ははっきり分からないけれど、周りの人に知っておいてもらうために付けている
- ヘルプマークは無料。尼崎市では書類なしで、代理でも受け取れる
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※本記事は2026年10月時点の情報です。ヘルプマークの配布場所や受付方法は、市町によって異なり、変わることがあります。お住まいの市町の窓口でご確認ください。

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