現場実習は2年生から本格化する|1年生の親が知っておきたい3年間の流れ

職場で仕分け作業をする男の子と、見守る職員のイラスト 就労・転職・福祉
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こんにちは。自閉症のJ君(特別支援学校 高等部1年)の父です。

進路について調べていて、現場実習という言葉に何度もぶつかりました。

卒業後の進路を決める過程で、避けて通れないものらしい。でも、いつ、何が、どう始まるのかが分からない。J君の学校からも、まだ説明はありません。

そこで調べてみました。分かったのは、現場実習は3年かけて段階的に進むということ。そして1年生の今は、まだ助走の段階だということです。

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現場実習とは何か

正式には「産業現場等における実習」と呼ばれます。企業や福祉事業所で、実際に働く体験をする学習です。

目的は、単に仕事を覚えることではありません。ある学校の資料には、こう書かれていました。

  • 労働能力の向上
  • 労働意欲の喚起
  • 対人関係の調整

つまり——社会に出て働くための「基盤」をつくるための時間です。

そして大事なのは、これが学校の正式な学習活動だということ。教育委員会や職業安定所の承認を受けて実施されます。

【核心】3年間で、段階的に進む

調べていて一番の発見がこれでした。現場実習は、いきなり企業で働くわけではありません。

ある学校では「ブロックを一つずつ積み重ねていく」というイメージで説明しているそうです。

1年生:校内実習が中心

校外に出る前の段階として、まず校内で実習を行います。

ここで大切にされているのは、「うまくできたかどうか」ではなく——やってみた経験そのもの

作業に取り組む、時間を守る、指示を聞く。そういう土台をつくる時期です。

2年生:現場実習が本格化

校内実習に加えて、実際の企業や事業所での現場実習が始まります。

期間は1週間、同じ事業所に通うことが多いとのこと。年に数回行く学校もあります。

学校とは違う環境で、しかも仕事をする。初めての場所や人に強い緊張を示す子にとっては、一大イベントです。

3年生:進路決定に直結する実習へ

実習を重ねながら、卒業後の進路を絞っていきます。実習先がそのまま就職先や利用先になることもある段階です。

つまり、J君は今「校内実習」の年。本格的な現場実習は来年です。

「まだ何も始まっていない」のではなく、始まる前の準備期間にいるということが分かりました。

意外だったこと:小中学部からの積み重ねが効く

もう一つ、はっとした記述がありました。

「実習は高等部から始まりますが、決して高校に入ってから急に始まるものではありません。小学部・中学部での生活の積み重ねがあるからこそ、高等部での実習にスムーズにつながる」

これを読んで、少し安心しました。

J君は中学部の3年間で、身のまわりのことがほとんどできるようになりました。学校の用意、入浴、服薬の管理。あれは全部、この日のための積み重ねでもあったのかもしれません。

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特別なことをしていなくても、毎日の生活そのものが準備になっている。そう考えると、今できることの見え方が変わります。

実習の種類は一つではない

調べてみると、実習にはいくつかの形があるようです。

種類内容
校内実習学校の中で、作業に取り組む
体験実習短期間、事業所などを体験する
現場実習企業や福祉事業所で、実際に働く

段階に応じて使い分けられます。いきなり企業に放り込まれるわけではない——ここは親として知っておくと安心できる点でした。

家庭との連携がある

ある学校の資料に、こんな記述がありました。

「勤務時間や仕事内容も事前に打ち合わせし、校内での事前学習なども経て、家庭と連携をしながら準備をしていきます」

つまり、実習は学校任せではなく、家庭も関わるということです。

  • 実習先の情報が共有される
  • 事前学習が行われる
  • 家庭での様子も伝える必要がある

親が「知らないうちに決まっていた」ということにはならない仕組みのようです。

実習は「評価」の場でもある

もう一つ、教員の方が書いていた言葉が印象に残りました。

現場実習は、生徒にとっての学習機会であると同時に、教員にとっても「生徒たちの将来の姿を想像したり、現在の課題に気づく」貴重な機会である、と。

家庭では見えない姿が、そこで見える。

親としては、その評価を受け取る覚悟も要るのかもしれません。「うちの子は家ではできるのに」と言いたくなる場面もあるでしょう。でも、外での姿もまた本当のこの子です。

1年生の親として、今できること

調べた結果、今の段階でできることは限られていると分かりました。でも、ゼロではありません。

  • 3年間の流れを知っておく(この記事を書いたのが、まさにそれです)
  • 学校からの説明を待たず、進路担当に聞いてみる——1年生でも聞いていい
  • 日常の積み重ねを続ける——身辺自立、生活リズム、指示を聞く力
  • 就労選択支援など、使える制度を知っておく

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正直に思っていること

実習の話を調べていて、少し胸がざわつきました。

J君が、知らない場所で、知らない人に囲まれて働く。

想像すると、心配が先に立ちます。パニックにならないだろうか。トイレは言えるだろうか。「もう帰りたい」を伝えられるだろうか。

でも——そこを通らないと、卒業後の生活は始まらない。

親が守れる範囲はいつか終わります。実習は、その予行演習なのだと思います。心配な気持ちは持ったまま、送り出す準備を先にしておきたい。

まとめ

  • 現場実習は正式には「産業現場等における実習」。学校の正式な学習活動
  • 3年間で段階的に進む——1年は校内実習、2年で現場実習が本格化、3年で進路決定へ
  • 1年生の今は、校内実習が中心。校外に出る前の準備段階
  • 現場実習は1週間、同じ事業所に通うことが多い
  • 実習には校内実習・体験実習・現場実習の段階がある
  • 家庭と連携しながら準備が進む。親も関わる
  • 小中学部からの生活の積み重ねが効く——特別なことでなくていい

J君の実習が始まったら、そのときのことも記録します。

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※本記事は2026年9月時点で調べた内容です。実習の時期・形式・回数は学校によって大きく異なります。詳しくは在籍校の進路担当にご確認ください。

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