幼稚園に通い出したJ君は、最初こそよく泣いて朝のバイバイを嫌がっていましたが次第に慣れていきました。ただ、食の偏りがあったので給食をほとんど食べない日も多々ありました。
家では、食べるものを出していたので、それがいつの間にか食の幅を決めてしまっていたのかもしれません。
食の偏りはあったものの、食べるのが大好きなJ君は、少しずつ給食の中でも食べられるものが増えていき、その度に先生が「今日は〇〇を食べましたよ!」と教えてくれるようになりました。
食に関しては、そこまでの自閉症特有のこだわりが無かったことと、園でも食べないからといって代わりの物を用意しなかったこと、先生方の食べさせる工夫や声かけによりいろんな物を食べるキッカケになったと思います。
運動会や発表会なども先生方が色々考えて下さりクラスの子達と共に何とか参加する事ができていました。
年少、年中と過ぎ小学校を見据えた年長になり、進路を決めていく時期
地域の小学校に通わせたい!という強い希望で、地域の小学校の支援級を見学に行きました。行ってすぐ思った事が、「え?こんなにレベル高いの!?」でした。みんな受け答えが出来ているし、1人で教室移動もしている、、ちゃんと勉強をしている。
年長時のJ君は周りの言葉は大体理解出来るけど、言葉が出ておらず社会性も伸び悩んでいました。でも、何故か私は地域の小学校に通わせたいんだ!という今思えば謎のプライド?に囚われ、何度か見学に行って校長先生との面談でも、受け入れて貰えないかと、訴えていました。。「今の時代は親の希望を最終的に受け入れますが、、お母さんが思っているような手厚い支援はできないかもしれません」と言われていましたが。。
私は何をそんなに地域の小学校にこだわっていたのか。J君が望んだ訳でもないのに…正直に言うと私は特別支援学校を偏見の目で見ていたと思います。もう障害者のレールを決められている様な、、偏見も偏見!過去に戻って一発殴りたい私の頭…
そして、特別支援学校のオープンスクールにエントリーして見学してきました。理由は、地域小の支援級の先生に「特別支援学校も見学して比較して下さいね」と言われたから。向こうを見学せずにここに通わせたいとばかり言うのも説得力ないな、と思ったから。
続きます