手のひらの記録 遡り編⑦

コラム・母の想い

特別支援学に入学

入学式は体育館で保護者と隣同士に椅子に座って式をする形で行われました。J君にとって知らない初めての場所で圧倒されてしまったのか、終始怒って泣いていました。でも、支援学校小学部の入学式はキチッと座っているこ子の方が少なく、先生や周りのお母さんも、分かる分かる☺️みたいな感じで泣いているJ君をなだめつつも、とても気が楽でした。

各クラスに分かれて教室で子供達と担任の先生や保護者同士の顔合わせがありました。周りを見ても、地域の療育園から進学してきた子が多くお母さん同士はすでに顔見知りで仲の良さそうなグループが何個か出来ていました。

2人でお喋りしていたお母さん達が、1人でいた私に声をかけてくれて軽く自己紹介などしながら、これから始まる新生活に向けての準備なんかを話していました。

J君は幼稚園が終わってから児童発達支援を利用したり、心理の先生の教室に通っていましたが同じ障害を持つ子どものお母さん同士の繋がりがなかったので、私にとっては声をかけてくれた2人のお母さんはとても心強く、仲良くなれたらいいなぁと思いました。

J君が支援学校に通い始め、行事や参観を通してこの2人のお母さんや、その後地域の小学校から転校してきた子のお母さんと仲良くなりJ君を通してのママ友と呼べる友達が出来ました。

今でもママ友の存在はとても大きく、直面している悩みや我が子達が参加できそうなイベントや習い事の情報などさまざまな事を共有しています。子供が一緒だとゆっくり話せない事が多いので、たまには学校に行ってる間にお茶やランチをして、日頃の悩みや鬱憤、自分の趣味や仕事の事など多岐にわたって本音で話せるママ友は私の心の支えでもあります。

学校の連絡帳も、今日1日の学校での様子が本当に細かく書かれていて、その時々のJ君の実態に向き合って共有して解決策を練ったり次はこういう事にチャレンジしてみましょう!とアドバイスを貰ったり、いい関係を築いています。

もう支援学校9年目、半分以上過ぎましたがJ君にとっても、私にとっても支援学校を選んだ選択は間違ってなかったと思っています。本当にあっという間、もう来年は高等部。就労に向けての準備も始まっています。

色んな事に挑戦しながらJ君の強みをできる限り伸ばせたら良いなと思います。

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