大分県竹田市神原｜祖母山麓で川遊び体験と帰省記録【自閉症児J君の夏】

大分県竹田市神原｜祖母山麓で川遊び体験と帰省記録【発達障害×帰省・自閉症児J君の夏】

こんにちわ。J君の父です。今回は、夏休みに大分県竹田市神原へ帰省した記録をまとめます。祖母山の麓にあるおばあちゃんの実家で過ごした数日間。親戚との再会や川遊びなど、J君にとって大切な体験となりました。

2年ぶりの竹田市神原への帰省

夏休みを利用して、J君と一緒に2年ぶりに大分県竹田市神原へ帰省しました。祖母山麓に広がる自然豊かな土地で、親戚との再会や川遊びを楽しむ計画です。

しかし、出発直前にJ君が初めての痙攣発作を経験し、一時は旅行を中止すべきか迷いました。幸い大事には至らず、家族で協力して無事に出発できました。この経験を通じて、改めて健康管理と準備の大切さを痛感しました。

車で片道約10時間（休憩込み）をかけ、祖母山の麓にある神原まで移動しました。毎年恒例の夏の行事でしたが、昨年は諸事情で今回は久しぶりの訪問となりました。

神原は大分県竹田市の山間に位置し、豊かな自然に囲まれた地域です。訪れるたびに「同じ日本とは思えない」と感じるほどの景観が広がっており、家族全員が心待ちにしていた場所でもあります。

神原は「祖母山登山口」のあるエリアとしても知られ、手つかずの自然が色濃く残る地域です。山深い渓谷に囲まれ、川のせせらぎと澄んだ空気に包まれたこの土地は、まるでスタジオジブリの世界が広がっているようでした。

標高1756mの祖母山は、九州を代表する山のひとつで、国定公園にも指定されています。ゆっくり流れる時間、澄んだ空気、透き通る冷たい川の水——そのどれもが非日常を感じさせ、J君の大好きな空間でもあります。

車を降りた瞬間からJ君のテンションは最高潮。透き通る空気を胸いっぱいに吸い込み、自然の音に耳を澄ませながら歩く姿が印象的でした。

今回の帰省では、ひいおじいちゃんやはとこ家族など、普段はなかなか会えない親戚とも再会できました。「J君、大きくなったね」「相変わらず川が好きやな」と声をかけてもらう場面もあり、笑顔で「なー」とご挨拶。親族とのつながりを感じられるひとときとなりました。

今回の食事は、事前に準備してくれていたJ君の大好きな唐揚げたっぷりのオードブル。親戚と一緒に賑やかに囲む食卓は、久しぶりに会えた喜びをより一層大きなものにしてくれ、お腹一杯いただきました。

この帰省の最大の目的は、J君が毎年楽しみにしている川遊びでした。神原の川は透明度が非常に高く、水温は驚くほど冷たいのが特徴です。J君はためらうことなく川へ飛び込み、潜ったり流れに身を任せたりと全身で自然を楽しんでいました。

川辺には魚や昆虫も多く見られ、自然観察の体験にもなりました。J君にとっては「夏に必ずやりたいこと」のひとつであり、今回も期待通り大満足の様子でした。

神原は祖母山登山の拠点としても知られており、登山道入口やキャンプ場が整備されています。周囲には神原渓谷が広がり、夏の避暑地としても人気です。川遊びやキャンプ、森林浴を目的に訪れる人も多く、静かな環境の中で自然を満喫できます。

また、近隣の竹田市中心部には歴史的な観光地もあり、岡城跡や城下町の街並みは観光スポットとしてもおすすめです。自然と歴史を同時に楽しめるエリアであり、ファミリー層やアウトドア好きにとって理想的な場所といえるでしょう。

今回は2年ぶりということもあり、少しでも長く遊びたいという思いから無理のあるスケジュールを組んでしまいました。その結果、体調面での不安や大きなアクシデントもありました。以前の記事「初めての発作体験」でも書いたように、健康管理の大切さを改めて実感しました。

それでも最終的にはJ君も元気に川遊びを楽しみ、親戚と再会できたことで、今回の帰省は家族にとって大きな意味のあるものとなりました。

大分県竹田市神原は、祖母山の豊かな自然に囲まれた地域で、川遊びや観光を楽しめる場所です。今回の帰省では、2年ぶりに親戚と再会し、J君が大好きな川遊びを存分に楽しみました。都会では味わえない澄んだ空気と冷たい川の水は、夏の思い出として強く印象に残りました。

発達障害のある子との帰省は、長距離移動や体調面での工夫が必要ですが、自然に触れる体験や親戚との交流は大きな成長の機会になります。竹田市神原での体験は、家族にとってもJ君にとっても、忘れられない夏の記録となりました。

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